日銀政策決定会議を受けて
日銀、副作用減へ金融政策を修正 長期金利の上昇容認 | 2018/7/31 - 共同通信 https://this.kiji.is/396878395822441569?c=
補足
強力な金融緩和継続への枠組み強化
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2018/k180731a.pdf
7/31は日銀の政策決定会議。
文書を読む限り、予想通り。
当初、今回の政策決定会議でイールドカーブコントロールにテコ入れをするのでは、との憶測もあったが、そんなに影響は無く。
あくまで長期金利の上昇を容認する程度。
この日を迎えるまでは日銀が出口戦略に向かい利鞘拡大が期待できるのでは?との思惑からメガバンクの株が買われておりましたが、この発表を受けて売られてしまいました…
イールドカーブ・コントロールは意図的に長期金利と短期金利の操作を行うこと。
短期金利は日銀当座預金にマイナス金利を適用(マイナス金利っちゅーやつね)、長期金利は10年物国債金利がゼロ%程度で推移するように長期国債の買いまくる!(定期的に日銀は国債を買っていますね)
日銀は物価を2%に持っていきたいんですよね。それをする為のツールがこのイールドカーブコントロール!
そもそも金利と物価は密接な関係がありますね。一般的に物価上昇→金利上昇となります。
例えば好景気になると消費や設備投資が活発に。消費が増えてモノやサービスの買い手が増えれば物価は上昇。
リテール銀行員からすると、気になるのはこの政策決定を受けて、日本株、為替の方向性ですよね。
アメリカを筆頭に世界経済は比較的好調ですね。フェイスブックショックで米株投信は軒並み落ち込んだみたいですが…笑
まずは…
①日経平均の見通し
市場はこの政策決定会議を受けて一時的に反応しましたが、持続性はないかと思います。気になるのは日銀のETF買いがどの程度になるのか…
当面は企業決算に支えられ23000円を目指す展開。引き続き世界経済の動向に振り回されますかね。
②為替
今回の発表を受け為替に関しても緩和継続→円安みたいな動きも発生しないかなと。市場は折り込み済み。
円高になる要素もないし…当面は自然体でいくのかな〜と。
トランプさんから「円安誘導だ!」と怒られないといいですが…笑
ちなみに皆様はいまのマーケットで何をお客様にご提案されますか?
私は為替が111円と一時払の外貨保険なんかはお勧めできないので、為替リスクを少しでも軽減できるような平準払の外貨保険を中心にご案内しております。
まだリテールの分野は初心者みたいなものなので拙い文章、浅い知識ですみません…
ご参考までに。