銀行員はこれからどう生きるのか
おはようございます。
今回は一旦転職から離れて
私がインプットの材料として活用している
newspicksに
https://newspicks.com/news/3252275
こんな特集がされていました。
「銀行員は、これからどう生きるのか」
これについて私が思うことを書きたいと思います!
まず銀行員と言っても本部?営業店?法人?個人?…様々なセクションに分かれているので、そもそも「銀行員」で一括りにするのはいかがなものかなと思います。
ただ、恐らく昨今の銀行員叩きについて対象となっているのは営業店だと思いますので、そこに焦点を当ててみます。
営業店の構造はどこの銀行でも同じかと思いますが、
まずは窓口業務をする女性がいますね。
→窓口業務に関して僕はそもそも反対派なので、個人的には即辞めていいと思います。時間の無駄です。もちろん花咲舞的な人は除きますが…笑
もし仮に私の彼女が銀行の一般職に就職したいと言ったら全力で止めます笑
理由は
・給料が安い
・女性社会で非常にストレスフルな環境
・業務がニッチ過ぎて代替が効かない
・リスクリターンが比例していない
以上4点です。
給料はきわめて安いです。弊行の一般職の女性に関しては基本給は低いものの、それなりに残業ができるので、まあそこそこもらっているようですが、一般職は基本的に残業禁止みたいな銀行だと5年目でも手取り20万いかないところなんてザラにあります。また一般職に関しては給料のペースアップも期待できないので30過ぎてもほとんど給料に関しては変わらないかと思います。銀行員=高給取りではありません。
女性社会でストレスフル…これは字の通り。同じ職場の若い子に聞くと毎日大変そうです。先輩とウマが合わずに辞めていった若い子を何人も見てきました…笑
業務がニッチ過ぎて代替が効かない。これはとても大切です。これからの時代、個の能力が極めて重要になってくるかと思います。
その中で、銀行の窓口業務という非常にニッチな分野でいくらスキルを磨いても外では何の評価にもなりません。
リスクリターンが比例していない!
窓口業務の事務ミスはかなり厳しくチェックされます。ちょっと気を抜くとトラブルになりますし、その事務ミスが支店の業績評価にも影響してきます。
給料等のリターンは少ないのに、背負うリスクが大きすぎます。
そして、事務ミスをすると犯人探しが始まり、再発防止〜とか反省文みたいなものも書かされ散々です。無駄なストレス…
とまあ、そんなところです。
銀行員ってステータスはたしかに魅力的かと思いますが、私が女性だったら銀行の一般職には絶対になりたくありません。笑
そして次は支店の総合職(営業)
本題の通り、では銀行の営業マンはどう生きるべきなのでしょうか。
よくメディアではAI、ロボット…なんかで銀行は苦しいと言われていますよね?
ネット銀行の台頭も然り。そして近々、アマゾンやアリババあたりのグローバルな外資企業が
金融に新たな風を吹き込むのは間違いないかと思います。
また既に現代の技術を駆使すれば銀行でなくても資本市場から資金調達をし、様々な企業や個人にローンを付与できます。
いままでは間接金融の担い手として地位を築いてきた銀行ですが、今後は直接金融の急速な発展により、益々存在感を薄めていくでしょう。
既得権益でガチガチに守られてきた銀行を取り巻く環境が激変しているなかで我々銀行員に求められるものは何でしょうか?
私はその答えの一つは専門性にあると思っております。
これからの時代、間違いなくこの専門性が銀行員にとって大切になるはずです。
そしてその専門性を証明できるものこそ資格にあると思っております。
資格×業務の掛け合わせにより自信の価値を高めることこそ、これからは必要です。
銀行員ってファイナンスは勿論、不動産や税金、運用…本当に幅広く、様々な領域の世界に触れることができます。
これは他の仕事には無い特権です。
これを活かさない術はないです。
余談ですが、私が意識していることは、
まだまだ道半ばですが、ファイナンスに関しては税理士試験の会計科目を合格していることもあり、そこらへんの銀行員よりはPL、BSへの理解はあります。
また、宅建資格もあるので不動産案件の際もそこらへんの銀行員よりかは高いレベルの話ができるかと思います。
AFPもあるので(私自身この資格は無価値だと思っていますが)お客様からの資産運用の相談にもそれなりに対応できます…等々
こんな感じで、鍛錬を繰り返しております。
この動作を40歳まで続けていくつもりです。
世の中は確かに便利になって、利便性も高くなっています。
銀行に行かなくてもお金は借りられますし、銀行員に聞かなくても自分で運用ができます。自分で勝手に探して不動産も買えます。
いままでできなかったものが今は自分でできてしまうかもしれません。
でも
仮に無駄な利息を払うことになっても、この銀行員は私達の会社に有益な話をしてくれる!
仮に手数料を払っても、この銀行員はマーケットに詳しく、いつも鮮度の高い情報をくれる!
…
こういったことって絶対にあると思います。
こんな風にお客様から思ってもらえる銀行員こそが本当の意味で生き残れるのではないでしょうか。
目的意識を持たないで日々過ごす銀行員は間違いなく淘汰されていきますので、いわゆるソルジャー銀行員達には未来はありません!
遅くはありませんので、
これは絶対に負けない!って専門性を
磨く努力をしてみてください。
おしまい。
次は転職シリーズかなー